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ラロン

リルケの眠る村

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”Rose , oh reiner Widerspruch
Lust
Niemandes Schlaf zu sein
Unter so viele Lindern ”

Rainer Maria Rilke

”薔薇花よ
おお、その穢れなき矛盾よ
歓喜
誰人のものでもなき眠りであることの
これほど多くの まぶたに囲まれながら”

ライナー マリア リルケ



完全なる静寂は、時の流れを止めている。
ザインの根底に還ろうという、貴方の意志そのものであるかのように。

言葉。
無欠にして、円満、完全なる言葉。
根元であり、元初であるところの言葉
かつて神官や聖者が書き留めようと、惜しみなく命を捧げた言葉。
人間を超えるもの達の言葉。
超人たちの間で交わされる言葉は電雷であり、私達を打ち抜く破滅の神託である。
何故なら我らの精神の器はあまりに儚く脆い。
誰が、天使の抱擁に耐え得るというのだろう(ドュイノの悲歌)。


だが、今ここに、貴方が歩みを止めたその場所で、新たな継承が産まれようとしている。
全ての悲嘆が徒労であるように。
新たなる人類、新たなる文明の創造者はまた、新たな言葉をもって互いに呼び合うことだろう。
そして彼らは、死者達を永劫の眠りから呼び起こすことだろう。
かつてエジプトの神々たちが願ったように。
一歩一歩が、それ自体完全であるところの行為によって。
宇宙の意義が充足されるところをもって。

今はしかし、厳冬の只中で、耐えることが全てである。
そして言語に絶する酷烈の冬は、超人たちを育む揺り籠である。

”Wo es Gefahr gibt, wächst Retter auch
Hölderlin
破滅の危機の中で、救済の勇者、また育ちゆく
ヘルダーリン”

schale

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by schale21 | 2014-01-08 03:06 | Comments(0)


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