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再生

再生と死は宇宙の理
神々でさえ逃れる事の出来ない 絶対の法則
死は新たな生の始まり
死なくして生はなく 生なくして死もない

死のあるところ 生の歓喜もまたある
死を忘れた文明はまた 皮相に流れ 滅びるほかはない

永遠の生を求めた始皇帝
遺伝子のなかに 無死を探し求める 憑かれた人々
彼らには 喜びも無く また復活もない

この花弁に宿る永遠の生の讃歌はまた
闇を越えた 復活の勝利の讃歌

別離の涙と 出会の奇跡を歌う 人知れぬ物語を綴る時
無限の勇気と 希望の祝祭の鐘音を聞く

シャーレ


春の訪れほど私たちに勇気を与えてくれるものはありません。
それはいかなる悲しみも悲劇も、乗り越えられないものはなく、敗北のあとにさらに美しく豊かなものになって、復活することを教えてくれているようです。
そしてこの世界と生が、”意味”に溢れたものであることを、いや、その全力を賭けた存在そのものが、世界への”意味”の贈与であることを示してくれています。
常に前に進む事、全力で咲ききる可憐な花は、それ故にこそ美しく、胸を打つものなのです。

Canon1Ds EF200mmF1.8

 
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by schale21 | 2006-04-16 19:32 | 詩と文学 | Comments(4)

月  Larry Williams氏の作品より

”人類が月にまで到達した事は、偉大なる技術と知恵の勝利です。
しかし、私は人類がいまだ月の美しさを十分に、絵画や詩に歌い尽くしていないのではないかと感じています。
出来る事なら、その美しさを十分に歌い尽くしてから、到達して欲しかった”

エルンスト ベルトラム


このベルトラム博士の美しい言葉は、人間にとって、物質的な充足以上に、精神的な充足こそ本質的であるべきことを述べています。

我々にとって真に重要な事は、月に到達することではなく、その奇跡のような美を十分に歌い尽くすことであると。

自然や、人間の精神的な美を感ずるには心の目を開かねばなりません。
権力や欲望の追求に憑かれたように追われる人間の姿を、人類史上最大の思想家の一人である仏陀は、”貪欲にむち打たれる奴隷”と表現しました。

我々人間存在は、ありあまるほどの物質の充足ではなく、生を讃え、謳歌し、歌いきるためにあるといえるのかもしれません。

”人間は多くの仕事を成し遂げたが、詩人としてこの世に住んでいる” という、ヘルダーリンの言葉が再び思い起こされます。

Schale


Moon, my companion through the night. calmly you share your light to all of us.
different people of different cultures, all love the moon-all revere the sun.
difference make the world rich. so let us enjoy our differences and learn from each other. In face of the magnitude of the universe lets hold in and reflect on our action.
like the moon does in the water.

Larry


写真提供 ラリー ウイリアムス

Larry Williams  オーストリアの写真家。オーストリア人の父と、アメリカ人の母との間に1955年ウィーンに産まれる。
20代にパリで写真家としてデビュー。ヘルムート ニュートンなど世界超一流の写真家と交遊。その人物の個性を極限まで引き出す作風と、独特の生き様は高い評価を受けている。
二児の父。妻は国連職員で、現在では写真活動の傍ら、平和研究、ジャーナリズム論、思想研究にも造詣が深い。

Ernst Bertram 1884年、ドイツ生まれ。ケルン大学教授。ステファン ゲオルゲなど親しく交遊。ニーチェ研究の第一人者。主著”ニーチェ、ある神話の試み”はトーマス マンに深い影響を与える。
20世紀において、人間とその歴史の本質を最も深く洞察した人格者。



”アルテドナウの月”
撮影場所ウィーン
”MoonVenus”
撮影場所 マルセイユ 

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Photo by Larry with copyright
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by schale21 | 2006-04-02 04:50 | 詩と文学