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異邦の旅人

旅人
”アレキサンダーですらインダス川で敗退せねばならなかった。
彼を敗退せしめたのは、権力や武力ではなく、ただ一人の、全く権力も武力も持たない一介の赤裸の乞食、しかし勇気のある一人の賢者の言葉でした。
私はいかなる権力も武力も、一つの勇気、一つの知恵には対抗しえないことを信じています。”
                                                                   芳賀檀 ” 友情の書”より


遥かに故郷を離れ 汝の中に故郷を探す旅人よ
永遠の別離に 出会の奇跡を知る旅人よ

喪失こそ 豊穣の証であることを知る旅人よ
漂白の中に踏みしめる大地こそ 故郷であることを知悉している その知性
何物をも欲さぬことをこそ欲する その自由 奔放 磊落

関節を踏み外した世界の中に たった一人で彷徨う健常者は
まるで 天と大地を結ぶ 魔法の体現者

この精神の王者の前では いかなる地上の王も権勢も
平凡な善人にすぎないことを知る
生まれながらの平等という 古代からの聖者たちの真理を知悉する
彼こそ 世界の真の知識の所有者なのだ

シャーレ


偉大な人間の多くは、私たちの周りに知られる事もなく暮らしています。
ある人は豪邸を構える長者として。ある人は橋の下に暮らす人として。
ある人は誰でも知る有名な人として、ある人は忘れ去られた老人として。
しかし、偉大な人はいかなる境遇にあっても汝自身を知っている。
そして人間の境遇が、その纏う衣装にすぎないことを知っている。
今日は王を演じよう、今日は孤独な青年を演じようと、いずれにしても人生を楽しみきる事を知っているのです。
その自由な人は、いかなる権力を持ってしても財力を持ってして誘惑することは出来ない。
その人こそ、真の力の保持者なのです。なぜなら、彼こそ汝自身を制覇する人だからです。
いつの時代でも、そんな真の権力の保持者を、地上の権力者達がもっとも恐れ、排斥しようと試みたのは偶然ではありません。


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by schale21 | 2006-09-26 07:36 | 詩と文学 | Comments(6)