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子ども達と未来

希望と未来
”真の勇気は希望のないところにも不動である” 芳賀檀


この世のあらゆる悪と絶望が 君の勇気をくじく時
想像を絶する悲惨と残忍が 人間への信頼を その根底から破壊する時
真のダビデは立ち上がる

その無限の勇気の 再びの証明 天空に響く雄叫び
巨怪のゴリアは 醜い小人
不可能の壁は 花に遊ぶ楽しき遊歩

その時 勝ち誇る傲慢と不遜の権力は
無価値 無力の亡霊であることを知らしめるのだ

絶望と落胆の死か 希望と勝利の死か
いずれにしても 一定の死を前にして 何恐れるものがあろう

彼らは死を恐れ否定する
我らは恐れない 
恐れるべきはただ 無意味な生 空虚な生
愛と献身を知らぬ 怯墮な生

いかなる権勢と暴力とが 立ちはだかろうと
未来は 真性の勇者のものなのだ

シャーレ


人の人格の多くは、子供の時代に決まってしまうというのは真実かもしれません。
それは、人生でもっとも大切なものは何かを学ぶ時だからです。

子供達が友情と、人の絆の大切さを学ぶ時、また自分と他人の生命が、かけがえのないものであることを学ぶ時、現在の、いかなる閉塞の闇も破られぬことはないと信ずるのです。


撮影シャーレ
Canon 1Ds EF35mmF1.4, EF24-70F2.8, EF50mmF1.4

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写真提供 Larry Williams
南仏 エクサン プロバンスにて
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Larry Williams
オーストリア、チロル州、Innsbruck郊外の集合住宅の建築に伴い、撮られたそこに住む人々の写真。(商業用のため、場合により短期間で削除する可能性があります)
転載を固く禁じます。
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by schale21 | 2006-10-19 05:03 | 詩と文学 | Comments(6)

永世武装中立


山岳民族の独立心が強いのは世界的な傾向である。
オーストリアチロル、ドイツバイエルン、コーカサスの諸民族、チベット、クルド人、みな独立を守るため、激しい戦いを戦って来た。

スイスの英雄、ヴィリアム テルは伝説上の人物であるが、多くのスイス人にとっては実在の人物である。(実在を信じる人は約半分?)
いずれにしろ、シラーの戯曲によって世界的に知られることとなったこの人物の人格が、スイス人にとってもっとも重要な”実在”である事に変わりはない。

様々な面で、世界でも特異な国であるスイスの特徴的なことの一つは、この200年間、戦争に巻き込まれなかったことである。ナポレオン戦争を最後に、戦渦を直接には被っていない。
このことは、その盤石さを象徴するかのような山岳景観と相まって、スイス人の心理に決定的な影響を与えている。
彼らに取って世界は変化しない不動のものなのだ。
焦土なった日本やドイツでは、いかなる物事も激変し、失われることを知っている。

スイスの武装中立概念は、多くの国で受け入れられ採用されているが、その為には、自前ですべてをまかなうための豊かな経済力、国民の自主独立の精神、侵略戦争に対する絶対的な拒否などが条件となる。
この国のプロテスタンティズム的な功利主義、現実主義は、その政策の実現と維持に決定的な影響を与えている。これは単なる政治政策の問題ではなく、国民の生きる為の哲学の問題といえるだろう。

アルプスの、不動に見える巨大な山々の多くは自然の要塞である。そこのは多くの地下基地が作られ、核戦争にも耐えられる準備がなされている。
一つの山全体が、巨大な基地なのだ。山腹からはカタパルトで、主要戦闘機のF18が運ばれる。その全容は外部からは知る由もない。
山中の滑走路は普段は開放され、人々にサイクリングやインラインスケートの絶好の場所を提供している。
地下に格納された航空機の離着陸の際にのみ、ゲートが閉まり閉鎖される。
それが終わるとまた、自由な出入りの場となり、そばでは牛が草を食む平和な光景が繰り広げられる。
ここでは平和と、それを守る為の軍事は、いずれも共通した境のない日常のものなのだ。
また、今日の世界状況で、高価な最新兵器やシェルターが、有事に役に立つ事を信じている人はいない。
だが、それを撤廃することを考えている人もまたいない。それは必要なくとも必要な、保険に似ているのかもしれない。

国民には銃が配られ、自宅に管理される。有事に備えたものだが、それによる事故、犯罪は皆無である。いかに国民の自己管理の意識が発達しているかの証左といえるだろう。

世界有数の優秀な装備と準備を誇るスイス軍。
戦争を事実上知らないその軍隊が、実戦でどの程度のものかはわからない。
しかし、テルの時代から、圧政よりは死という独立の精神は今日も変わってはいない。



写真はアルプス山中での航空訓練の披露ショー
会場は戦闘機機関砲の射撃訓練場。標高2400m。徒歩約2時間。


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by schale21 | 2006-10-13 08:25 | 平和への構想 | Comments(10)