夕暮れ

冬、とりわけ12月の日没は早く、山で夕日を楽しむには絶好の季節。その分寒さもこたえます。
しかしこういう光景を目にすると、それも忘れてしまいます。

荒々しい山肌に当たる夕日が次第に標高を上げ、山頂に近づく頃には里はもう漆黒の闇の中。
時の移ろいを垂直的に感じることができるのは、アルプスの峯の大きさを物語るもの。


”美すべて恐るべきものの始め”     リルケ

美は人があまりに近づいて、触れようとする時、その不可能なことを示してくれます。
それはこの山のように絶大であり、また触れがたいものであるからです。

ちょうど輝く星雲が、ほんとうはとてつもない核の放射であるように、その遥かな距離をもってしてはじめて美として感じることができるのです。
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by schale21 | 2006-03-03 08:31 | 詩と文学


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